栃木県庁OBが農業法人設立

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「とちぎ夢アグリ」の吉沢崇代表(右)ら/出典:産経新聞

栃木県内の不耕作地を活用して農業や農村の魅力を発信しようと、農業行政に携わってきた県庁OBたちが今年4月、農業法人を立ち上げた。法人名は「とちぎ夢アグリ」。県庁OBで県農業振興公社理事長などを務めた吉沢崇代表(68)をはじめ、普及指導員などとして農業に携わってきた10人で設立した。

宇都宮市新里町の不耕作地70アールにメンバーの私有地など20アールを加えた計90アールを拠点としており、設立と同時にジャガイモやサトイモを植え付けた。さらに、地場野菜の「日光とうがらし」の栽培にも取り組んでいる。6月末には初収穫して、農産物直売所や農協へ出荷するほか、秋にはダイコンやタマネギなども栽培予定である。

「とちぎ夢アグリ」は、農業の実践を通して農業振興を図るとともに、将来は障害者や新規参入者に活躍の場を提供するなど、幅広い事業に取り組むことも想定しているという。

日本には各地に数多くの不耕作地が点在し問題となっているところ、不耕作地を活用して農産品を生産し、新たな事業を展開しようとしている「とちぎ夢アグリ」の今後の取り組みに注目される。

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