丹波黒大豆を「日本農業遺産」に申請へ 丹波篠山で協議会発足

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設立総会の風景/出典:神戸新聞

丹波篠山市(兵庫)での丹波黒大豆栽培を「日本農業遺産」(地域で伝統的に守られてきた農林水産業を国が認定する制度)に申請するため、同市などが16日、「市農業遺産推進協議会」を発足させ、市民センター(同市黒岡)で設立総会を開いた。同協議会は、丹波篠山市やJA丹波ささやま、県丹波農業改良普及センター、市認定農業者連絡協議会などで組織し、設立総会には約30人が出席した。

市は、丹波黒の優良な種子を守る「選抜育種」や、江戸期に由来する「ムラが支える家族農業」を軸に据え、日本一の栽培面積や食文化、景観などをPRすると説明した。また、今月中に国へ申請書類を提出し、結果は来年2月に発表予定である。

推進協議会の会長を務める酒井隆明市長は「農業遺産に認定されることで、農業や地域の姿を未来につないでいく力にしたい」と話した。

農水省のパンフレットによると、農林水産物が「日本農業遺産」に認定されることで、農林水産物のブランド化や観光客誘致を通じた地域経済の活性化が見込めるという。丹波黒大豆栽培が「日本農業遺産」に認定されることで、同大豆を通じた新たなビジネス展望が開かれることを期待したい。

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