
蒸留風景の一端/出典:静岡新聞
浜松市(静岡)の花の舞酒造で、7月から焼酎造りが行われている。県産米を使った2万リットル分が8月下旬までに造られる。
同酒造は、「減圧単式蒸留」(気圧が低い場所で40℃~50℃くらいで沸騰させることで、口当たりの軽やかな蒸留酒を作る製法)で精製し、専用タンクで4年間熟成させた上で出荷することで、コメ由来の香りや穏やかな味わいが特徴という。
名誉杜氏(とうじ)の土田一仁さんは「飲みやすいので、焼酎をあまり飲まない人にも試してもらいたい」と話している。
現在、出荷されている本格焼酎の多くは「常圧蒸留」であるところ、「減圧蒸留」で作られるほか、4年間も熟成されているとのことで、よりマイルドな米焼酎となることであろう。