サンマ不漁、秋の味覚がピンチ

  • follow us in feedly

厚岸港に水揚げされたサンマ/出典:共同通信

解禁されたサンマ棒受け網漁の初水揚げが23日、北海道厚岸町の漁港であった。厚岸漁協によると、約900キロを水揚げした。昨年の初水揚げ(約40トン)の2%程度にとどまり、秋に向け寂しいスタートとなった。

翌24日には卸売市場でサンマの初競りがあり、1キロ当たりで昨年の2516円を上回る1万1880円の値段が付いた。

サンマ漁の状況について同漁協関係者に聞いたところ、次のとおり語った。

サンマはすべて高値で取引されているのか

サンマは4キロ、8キロの箱売りとなっており最高値は1キロ1万を超えているが最安値は1キロ590円であり、すべてのサンマが高値になっているわけではなく、魚体による差がある。

今年のサンマ漁はどのような状態だったのか

サンマ漁は北海道沖からロシア海域、公海にかけて行うが、どの海域でも獲れなかったようだ。船員からは「サンマの群れがなかった」との話も聞いている。

漁獲量が減った理由として考えられることは何か

サンマの群れは公海・日本近海・ロシア近海などそれぞれの場所にいて、他の魚群と交わったり別の海域に定着することもないようだ。日本近海の群れはロシア海域に北上して餌を食べて太って南下してくるが、群れの数は明らかに減っている。多い時には日本だけで年間60万トン近く水揚げしていたこともあり、過去に捕りすぎたことも要因であろう。また、公海では近年、諸外国がサンマ漁をするようになり、年々サンマの全体量が減少してきており、それが不漁の一因ともなっている。

[編集長感想]

今年のサンマは不漁の予想がでていたが、初水揚げがこれほど減少するとは予想していなかった。本格的なシーズンは9月になってからだが、これから漁獲高が増えることを期待したい。

  • follow us in feedly

関連記事

ページ上部へ戻る