営農再開を目指し除染した畑で野菜の試験栽培 双葉町(福島)

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作付け風景/出典:読売新聞

今年3月、東京電力福島第一原発事故の避難指示が一部解除された双葉町(福島)で27日、野菜栽培の安全性を確認する解除後初の試験が始まった。町は将来の営農再開を目指し、今年度中の出荷制限解除を目指している。

試験栽培は、避難指示が解除された同町両竹(もろたけ)地区の3か所の除染された畑で実施された。この日は、同地区農地保全管理組合のメンバーらが炎天下で肥料をまき、小松菜、ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、カブの5品目の種や苗を植えた。順調に育てば10月中旬から11月上旬に収穫できる。放射性セシウム濃度が国の基準値(1キロ・グラムあたり100ベクレル)を下回れば、出荷制限解除を国に申請する予定。

町では住民全員が避難を続けており、帰還開始の目標は2022年春。同組合関係者は「原発事故から10年、ようやくここまでこれたという思い。良い結果を願っているが、避難生活が長引いて農家も高齢化しており、農業の将来はなかなか見通せない」とコメント。

福島原発事故の爪痕は深く、10年近く経過してようやく農業再開に向けて動き出した。農家の高齢化の問題もあるところ、双葉町の農業本格再開に向けた今後の取り組み・推移を見守りたい。

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